ClaudeやChatGPTをポートフォリオと一緒に使う方法(MCP)
MCPコネクタでClaudeやChatGPTに保有資産への読み取り専用アクセスを与える方法。設定手順、うまくいく質問の例、公開しないほうがよい情報を解説します。
著者:Sonar team10分で読めます
ClaudeやChatGPTをポートフォリオと一緒に使うには、保有資産を記憶で説明するのではなく、実際のデータにアクセスさせます。いちばん確実なのはMCPコネクタです。アシスタントとポートフォリオ管理ツールをつなぐ読み取り専用の接続で、アシスタントのコネクタ設定で一度追加すれば済みます。そのあとは「いちばん大きいポジションはどれで、今日いちばん動いたのはどれ?」のように質問すると、アシスタントがその時点の数字で答えてくれます。
データを貼り付けたりファイルをアップロードしたりする方法もありますが、一度きりの質問には使えても、すぐに古くなります。このガイドでは、方法を比べ、MCPとは何かを説明し、設定の流れと、事前に考えておきたいプライバシーと正確さの問題を取り上げます。
AIアシスタントにポートフォリオを見せる3つの方法
| 方法 | データの鮮度 | 手間 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 保有資産を貼り付ける、CSVを送る | スナップショットで、すぐ古くなる | 毎回やり直し | ファイルに口座番号やアドレスが含まれることがある |
| スクリーンショット | スナップショット | 毎回やり直し | 数字を読み違えることがある |
| 管理ツールへのMCPコネクタ | 質問のたびに最新 | 設定は一度だけ | 読み取り専用のコネクタを選び、キーは非公開にする |
一度きりの質問なら貼り付けで十分です。ポートフォリオについて繰り返し質問したいなら、コネクタを使えばコピー&ペーストが不要になり、答えも最新のデータに基づきます。
MCPとは
Model Context Protocol(MCP)は、AIアプリケーションを外部のツールやデータにつなぐためのオープンな標準です。Anthropicが2024年11月に発表しました。MCPサーバーは「ポートフォリオを取得」「保有資産を一覧」といったツールを提供し、質問にそのデータが必要なときにアシスタントがそれを呼び出します。
Claudeは、リモートのMCPサーバーをカスタムコネクタとして使えます。どのプランで使えるか、どう追加するかは、Anthropicのヘルプ記事「Get started with custom connectors using remote MCP」にあります。ChatGPTもMCPコネクタに対応していますが、カスタムコネクタを追加できるプランはこれまでに何度か変わっているので、最新の状況はOpenAIのヘルプセンターで確認してください。
接続する前に確認すること
- コネクタは読み取り専用か。 保有資産や価格を読めればよく、注文や送金はできないものにします。何かを書き込めるなら、その前に確認を求めるべきです。
- 何を公開するのか。 ほとんどの質問には、保有資産、評価額、損益があれば足ります。口座番号やログイン情報は含まれるべきではありません。
- アクセスはどう管理されるか。 通常は、自分で作成して取り消せるキーを使います。キーと、キーを含むコネクタのURLは、パスワードと同じように扱いましょう。
- 会話はどこに残るか。 質問とアシスタントが読んだデータは、そのAIサービスでのチャット履歴に残ります。プライバシー設定を確認しましょう。
SonarをClaudeやChatGPTに接続する
SonarのMCPコネクタは、アシスタントにポートフォリオと、保有資産の市場データへの読み取り専用アクセスを与えます。
- キーを作成します。 Sonarにログインし、APIとAIツールのページでキーを作成して、コネクタのURLをコピーします。
- アシスタントにコネクタを追加します。 Claudeでは、コネクタ設定でカスタムコネクタを追加し、URLを貼り付けます。ChatGPTでは、プランでカスタムコネクタが使える場所に追加します。CursorなどのMCPクライアントも同じ要領です。
- 質問します。 質問にデータが必要なとき、アシスタントがSonarのツールを呼び出します。
コネクタのツールはget_portfolio、list_holdings、list_held_assets、get_asset、search_assets、add_position、get_usageです。add_position以外はすべて読み取り専用です。add_positionは、たとえば今買ったばかりの分など、あなたが説明したポジションを記録するもので、保存する前に資産、数量、取得価額を確認します。コネクタは取引も送金も、連携口座の変更もできず、取引所のキーや証券口座のログイン情報を見ることもありません。
プランごとの内容: Starterは保有資産の市場データとSNSデータが対象で、1日500リクエストまで。Standardはポートフォリオ全体、保有資産、損益、資産配分が加わり、1日1,000リクエストまで、Premiumは2,000リクエストまでです。どのアカウントにも最初に100のAPIクレジットが無料で付き、追加分は1,000クレジットあたり1ドルです。詳しくは料金ページと開発者向けページをご覧ください。
うまくいく質問の例
よい質問は、描写や比較を求め、期間を示し、データで答えられる範囲にとどまります。
評価額と損益
直近24時間でポートフォリオはどう動きましたか?変化の主な要因になった保有資産はどれですか?
含み損益はいくらで、その大部分を占めているのはどのポジションですか?
配分と偏り
上位5つのポジションはどれで、ポートフォリオの何%を占めていますか?
私のポートフォリオは、株と仮想通貨、そして口座ごとにどう分かれていますか?
保有資産の文脈
直近24時間でいちばん動いた保有資産はどれで、その言及数とセンチメントはどう変わりましたか?
いちばん大きな仮想通貨のポジションについて、過去90日の終値を見せて、推移を説明してください。
購入を記録する
今日0.5 ETHを1枚3,400ドル、手数料4ドルで買いました。ポートフォリオに追加してください。
アシスタントは、何かを保存する前に内容を確認してきます。
アシスタントを正直に保つ
AIアシスタントは、データを読み違えたり、計算を間違えたり、事実でないことを自信を持って言ったりすることがあります。いくつかの習慣が役に立ちます。
- 使った数字を示してもらう。 管理ツールの数字と照らし合わせられます。
- 期間を指定する。 「直近24時間」や「1月1日から」と言えば、「最近」より明確な答えになります。
- 事実と意見を分ける。 データが何を示しているかを聞きましょう。何を売買すべきかというアシスタントの意見は、専門家による投資助言ではありません。Sonarのデータにも推奨は含まれていません。
- AIをうたう投資話に注意する。 規制当局は、AIを口実にした詐欺に注意を呼びかけています。米SECのAIと投資詐欺に関する注意喚起や、金融庁のSNS上の投資勧誘への注意喚起を参照してください。
チャットの先へ:APIとコマンドライン
同じキーで、SonarのREST APIとコマンドラインツールも使えます。スクリプト、スプレッドシート、ダッシュボードに便利です。npm install -g sonarfolioでCLIをインストールし、ターミナルでsonar portfolioやsonar holdingsを実行します。エンドポイントとコマンドは開発者向けページにあります。
よくある間違い
- 口座の書き出しをそのままチャットに貼る。 口座番号やアドレスを消すか、それらを公開しないコネクタを使いましょう。
- 読むだけなのに、取引権限のあるコネクタを使う。
- キーを含むコネクタのURLを共有する。 URLを持っている人は、キーで許された範囲を読めます。漏れたら、キーを取り消して作り直しましょう。
- 合計をうのみにする。 数字を出してもらい、照らし合わせましょう。
- 何を売買すべきか聞く。 答えは返ってきますが、それは助言ではなく、あなたの状況をすべて踏まえたものでもありません。
よくある質問
ChatGPTやClaudeは自動で私のポートフォリオを見られますか?
いいえ。見られるのは、貼り付けたもの、アップロードしたもの、接続したものだけです。コネクタを使うと、質問に必要なときに、キーで許された範囲でデータを読みます。
ポートフォリオをAIアシスタントに接続しても安全ですか?
コネクタが読み取り専用で、必要な範囲に限られていれば、リスクは小さくなります。大事なのはプライバシー(データがチャット履歴に残ること)と、キーを非公開に保つことです。Sonarのコネクタは、あなたが確認したポジションの追加を除いて読み取り専用です。セキュリティページを参照してください。
Sonarを通じて、アシスタントが代わりに取引できますか?
いいえ。Sonarは、コネクタ経由も含めて、取引も送金も一切しません。できる書き込みは、あなたが追加を頼み、確認したポジションの記録だけです。
CursorやほかのMCPクライアントでも使えますか?
はい。リモートのMCPサーバーに対応したクライアントなら、コネクタのURLを使えます。
AIツールでのStarter、Standard、Premiumの違いは何ですか?
Starterでは、アシスタントが保有資産の市場データとSNSデータを読めます。Standardでは、それに加えてポートフォリオ全体(保有資産、損益、資産配分)を読めます。料金ページをご覧ください。
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